プラットフォームの「壁」に挑むFortnite
先日、フォートナイトのNintendo Switch版が発売されたそうな。
PUBGから爆発的に人気を呼んだ、いわゆる「バトロワ」。
PCのPUBGから始まり、今ではスマートフォン版まで出ている。PCゲーの実況を黙って見る時代ではないのか、と実感したこの頃。
少し前の話だが、公園で小学生が集まってゲームをしていたので、「3DSかな?」と思ったらスイッチだった。3DSの時代もそろそろ終わるのか。
私が買った任天堂ハードは3DSが最後だったので、少しショックを受けている。まぁmk7とかオンラインはチーターまみれ=任天堂が対処していない だからオワコンと言われても仕方ないが。
品薄だったスイッチも随分在庫が安定しているようだ。
さて、今回配信が始まったフォートナイトのスイッチ版は今まで類を見ない点があり、非常に興味深いモノがある。
それは「クロスプレイ」である。
こんな記事を見ているあなたは既に知っていると思うが、フォートナイトは他機種とのクロスプレイに対応している。
今現在、フォートナイトが配信されているのは
・PC
・iOS
・PS4
の5つで、近々Androidにも対応する模様。
ゲームに興味のない人からすれば「同じゲームなんだから違う機種でも一緒にプレイくらいできるでしょ」と思うだろうが、そう簡単にはいかない。
簡単に言えば、会社が違うんだから、中身も違う。
参考までに、戦国BASARAというゲームがWiiとPS2で発売された時のインタビュー記事を載せておく。
分かりやすい例だと、Wiiだとボタンの数が少ない(スイッチとは関係ないが)。
このように、他機種間のプラットフォームでリリースするのも難しい。さらにマルチプレイともなれば、さらに話が難しくなるのは明白。
それに加え、任天堂ハードはスペックが低い。さらに任天堂ハードと他ハードの対象年齢の差など、色々な要因が重なっている。
そんな中登場したのがこのフォートナイトだ。
PUBG等同ジャンルのゲームに比べて容量が軽く、スイッチ版の配信にも成功したのだろう。世界を救え(PvEモード)は未対応らしいが。
さらにゲーム性も丁度いい。目的は「勝つ」という非常にシンプルなものだし、幅広い年齢層が遊べる。それにゲームの雰囲気もポップなモノなので、グロ系はやらせないタイプの親の反感も買いにくいと思われる。
様々な理由から他機種同士のクロスプレイが難しかったが、フォートナイトはいともたやすく実現した。
しかしながら、残念な点が1つだけある。
それはPS4のSONYがクロスプレイを拒否している事である。
有名なゲームで例を言うと、MInecraft(以下:マイクラ)。
Twitterに分かりやすい画像を作ってくれた方がいたので引用させていただきます。
フォートナイトでPS4とスイッチが連携できない件が話題になっていますが、マイクラだってそうなのです。せっかく統合しよう! となったのにソニーは拒否し、アップデートの輪から外れてしまいました。ソニーさん、今こそ方針を変える時です。自社の売上を守るはずが、結果ユーザーが離れるだけですよ pic.twitter.com/jI8ROiPSQC
— Napoan / ナポアン (@napoan) June 13, 2018
このように、PS4だけクロスプレイの対象外になっている。
何故SONYはクロスプレイを拒否するのか?
こちらも分かりやすい記事があったのでリンクを載せておきます。
結論から言うと、クロスプレイを拒否するSONYの言い分は意味が分からない。マイクラのような例は数知れず。
あ、話を戻しますがフォートナイトのPS4とPC版はクロスプレイが可能です。
今現在ではこんな感じ。
前々からSONYのクロスプレイ問題はマイクラなどでかなり叩かれていましたが、大人気のフォートナイトの一件でさらに批判が来ることになるでしょう。
もちろん、PS4と他機種のクロスプレイが技術的に難しいというワケではない。
同じくフォートナイトで、興味深いミスがあった。
なんと「運営の設定ミス」で、PS4とXbox Oneのクロスプレイが実現してしまったのだ。
折角クロスプレイが実現できるなら、さっさと実装してもらいたい所。SONYはいつまで粘るつもりなのか。